離婚への気持ちの揺れ
離婚へのご自身の気持ちの揺れ
離婚の可能性を考えるうえで、ご自身の気持ちが揺れ動く場合についてご案内します。
離婚するかしないか、諸事情や時期等によっては、気持ちが揺れ動くこともあるかと思われます。
ご自身がそのようになったときは、そういうものだと受け止めていただければと思います。
離婚への気持ちに関係する事情
離婚に対するご自身の気持ちの揺れは、相手、お子さん、暮らしのことなど様々な事情と関係していると思われます。
例えば、離婚を思い立った側としては、相手の言動や、暴力、不貞行為などから離婚を考え始めたところ、相手から謝罪され改善すると言われるなどして、どうしようか迷うことがあります。
離婚を言われた側としては、相手はどこまで離婚意思が固いのか探ったり、自分が謝罪し改善を約束するなど相手の考えを変えてもらう方策を思い巡らせたり、あるいは諦めかけたりなどすることがあります。
そして、いずれの側とも、お子さんがいれば、いま離婚することがお子さんにどう影響するのか、親権者になれるのかなど心配になったり、離婚後の住居や生活費など暮らしはどうなるのか、これから離婚問題が決着するまでにどれぐらいの時間や労力等がかかるのかなど心配になったりもします。
これらを考えたり、相手と話したりする中で、場合によっては気持ちが揺れることがあり得ます。
離婚手続中に気が変わることも
離婚調停を裁判所へ申し立てた方の中には、当初は離婚したいという気持ちが強かったけれど、手続の途中で気が変わって、離婚調停を取り下げる方もいらっしゃいます。
また、離婚調停を申し立てられて、当初は離婚を拒否する気持ちが強かったけれど、手続を進めるうちに離婚に応じるようになる方もいらっしゃいます。
これらも、人の気持ちの問題としてあり得ることです。
弁護士にご相談を
以上のようなことも、離婚になる可能性を考え、離婚の準備や、離婚するかどうかを検討する際に、場合によっては想定することになります。
気持ちの問題に立ち入ることには限界もありますが、弁護士にご相談することで、気持ちの整理に役立つことはあると思います。
「離婚の条件」ページへ、以下のリンクから移動できます。
このページの著者
弁護士 滝井聡
神奈川県弁護士会所属
(登録番号32182)